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北欧の「かわいい」が濃縮された映画『オンネリとアンネリのふゆ』

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© Zodiak Finland Oy 2015. All rights reserved

国内では昨年(2018年)の夏に公開された『オンネリとアンネリのおうち』(2014)の続編が北欧・フィンランドから早くも到着です!

前作にて、ふたりだけのおうちを手に入れたオンネリとアンネリたちの季節も廻って“ふゆ”になりました。さて、今回はどんな世界をわたしたちに魅せてくれるのでしょうか?

『オンネリとアンネリのふゆ』あらすじ

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クリスマスが近づくとある日、以前オンネリとアンネリの家に住んでいたバラの木夫人を訪ねて、“プティッチャネン”というこびと一家が夫人を訪ねてやってきました。はなしを聞けば以前一家が住んでいた木の上の家が木こりによって切り倒された結果壊れてしまったために、新しい家の建築を夫人に依頼したかったそう。

夫人と連絡が取れるまでオンネリとアンネリはプティッチャネン一家をボールハウスに匿うことにするけれど、オンネリとアンネリのおうちにくるまでに寄ったガソリンスタンドで、一家の存在に気がついたお店の奥さんが……?

この“ふゆ”に観ておきたい!キュートな世界

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フィンランドの児童文学として長~く愛されている「オンネリとアンネリ」シリーズ。国民の5人に1人はこの映画のために足を運んだというのだから、その人気っぷりは言わずもかなです。

前作は季節がフィンランドの夏休みでしたが、本作は冬ということもありデザイン国・フィンランドのかわいさが爆発しています。

オンネリとアンネリの色違いのコート、色違いの帽子にはじまり前作からの登場人物たちもいっきに暖かそうなファッションに変身しています。

そしてインテリアもクリスマス~冬仕様に変更が! 前作との違いを探してみるのも楽しいかもしれません。

前作から続投のサーラ・カンテル監督はもちろん、撮影や衣装デザイナーなど多くの女性スタッフたちによって製作されていることもあってか、いつか夢見た“かわいい”がたっぷり詰まっていて、まるで魔法にかかったみたいに笑顔になれること間違いなしです。

忘れがちなことを思い出させてくれる

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前作も本作も「ちょっとした出来心」によって小さな事件を起こすキャラクターが登場します。しかし、ヒーローもののヴィランなどとは異なり、ちゃんと自分が悪いと理解すると謝ってまた仲良くしていくのが「オンネリとアンネリ」シリーズのいいところだと思います。

この映画を観ていると、素直に謝ること・相手を思いやることなどといったシンプルながらも歳を重ねていくうちに忘れがちな気持ちを再確認できるような気がします。

また、自分の常識と異なるもの(今回の場合こびと一家)でもはじめから否定せずに相手の気持ちになって考えてみることなど、ひとりではなく多くの人間や生き物と共存しているということも、原作が児童書だということもあり、お子さんにもわかりやすい映画になっていると思いますので、休日に親子で観に行かれるのもオススメかもしれません。

毎日をたのしく丁寧に生きて、困っている誰かにすぐ手を差し伸べられるようにして生活したいなと、あらためて感じる作品です。

About the author

mowestrasse

はじめまして、mowestrasse/かもめと申します。 名古屋出身、東京在住。 中欧・北欧あたりに住みたいヨーロッパ好き・映画好きなクエスチョニング/腐女子です。 最近のドはまりは「ダンケルク(2017)」、好きな映画は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズと「かもめ食堂」です。