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名優ゲイリー・オールドマン熱演!『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

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© 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

第二次世界対戦初期のイギリス。独裁者アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツの脅威が色濃くなる中、不信任決議案が出されたチェンバレン首相の交換に1人の男が選ばれた。

首相に選ばれた男の名はウィンストン・チャーチルだ。政界で一番の嫌われ者であるチャーチルは過去の度重なる政策の失態を責められながらも、究極の決断を迫られていく。

ヒトラーの脅威に屈するのか? それとも断固として立ち向かうのか? 首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いた感動の歴史映画だ。

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』あらすじ

1940年5月、第二次世界大戦初期のイギリス。ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近となり、イギリスにも脅威が迫っていた。

そのような中、自国の防衛強化を怠り、イギリスをナチスの脅威にさらしたとしてチェンバレン首相に対する不信任決議案が出され、後任の首相選びが始まった。

ハリファックス外相が次の首相にふさわしいと意見が出るが、本人は固辞した。そして、首相の座に就いたのは政界で一番の嫌われ者であったウィンストン・チャーチルだった。

ナチス・ドイツの脅威が迫る中、チャーチルはヒトラーに屈するのか、それとも闘うのかという究極の決断を迫られる。

名優ゲイリー・オールドマン迫真の演技

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ゲイリー・オールドマンはまさに「役者」という言葉がふさわしい。『JFK』(1991)ではケネディ大統領暗殺の容疑者リー・ハーヴェイ・オズワルドを演じた。そして『不滅の恋/ベートーベン』(1994)ではドイツ人の作曲家ベートーベンを演じ、ピアノ演奏も披露した。

『レオン』(1994)では悪徳刑事を狂気を滲ませて演じた。芝居だとわかっていても、ナタリー・ポートマンは恐怖で体が震えたほどだ。

またクリストファー・ノーラン監督の『バットマン・ビギンズ』(2005)、『ダークナイト』(2008)、『ダークナイトライジング』(2012)では主人公バットマンことブルース・ウェインを理解する刑事を演じ、優しさを感じさせた。出演するそれぞれの映画で異なる役を見事に演じている。

全身で役になりきる姿はまさに役者という言葉が一番ふさわしい。

そして『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』では第二次世界大戦下で首相となったウィンストン・チャーチルを演じている。本作でもイギリスの首相チャーチルになりきっている。

悩みながら、ときには断固たる姿勢で決断を下し、愛する妻と仲睦まじい姿を見せるチャーチルを見せている。

ウィンストン・チャーチルの豊かなエピソード

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映画で描かれているようにチャーチルは大酒飲みであった。そのことは議員から「奴に自転車は貸さない」と陰口をたたかれるシーンからもわかる。朝食にスコッチ、昼食にシャンパン1本、夕食でシャンパンをもう1本。夜はブランデーとポートワインを飲むというまさに大酒飲みであった。

国王ジョージ6世から「よく昼間から飲めるな」と言われる前で「鍛錬です」と言ってシャンパンを飲み干すシーンもある。

またキューバ産の葉巻を好み、行きつけのタバコ店がドイツ空軍の爆弾被害に遭った時は、店側から首相官邸に「あなたの葉巻は大丈夫です」と電話したという。

他にも手の平を内側にしたVサインの意味を部下から教えられるシーンは思わず笑ってしまう。また閔妃束としても知られ、1948年に出した「第二次世界大戦」(河出書房新社刊)という回顧録でノーベル文学賞を受賞している。

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About the author

Napoleon

映画ライター。アクション、サスペンス、スリラー、ドラマ、クラシックと幅広い映画を鑑賞。映画の紹介記事を2017年から作成開始。時間を忘れるほど映画について語ることが得意。また映画に隠されたエピソードの知識もある。読み手を常に意識した文章を心がける。