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スパイク・リー最新作『BlacKkKlansman(原題)』カンヌでプレミア上映 ── トレーラーも解禁へ

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Photo by Melody Joy Kramer https://www.flickr.com/photos/mjkmjk/4068763716/

社会的・政治的問題を扱うことで知られるスパイク・リー監督最新作『BlacKkKlansman(原題)』のプレミア上映がが5月14日(現地時間)の夜、カンヌ国際映画祭で行われた。上映終了後には、観客から6分間に及ぶスタンディングオベーションが送られた。

 

主人公は、アフリカ系アメリカ人の捜査官(ジョン・デヴィッド・ワシントン)と、彼のユダヤ系のパートナー(アダム・ドライバー)。主演を務めるワシントンの父親は、同じくリー監督作品『マルコムX』(1992)などで知られる俳優、デンゼル・ワシントンだ。

本作では1979年に、彼らが白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(通称KKK)」に潜入する実話が描かれている。2017年8月にバージニア州シャーロッツビルで、白人至上主義者などによるデモに抗議した群衆に自動車が突入し、死傷者が出た事件(シャーロッツビル事件)が発生したため、本作は実にタイムリーな作品と言える。シャーロッツビル事件の白人至上主義者の行動を批難せず、煮え切らない態度をとるドナルド・トランプ大統領のシーンで幕を閉じるのである。そのほか、劇中には彼への皮肉がたくさん散りばめられているという

14日、リー監督は、過去の監督作品『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)で主人公が着用していたメリケンサック(片方の手には「LOVE」の文字、もう片方には「HATE」の文字がかたどられているもの)を着用して、ワシントン、ドライバー、トファー・グレイスなどの出演者と共にレッドカーペットに登場した。

批評家たちからは早くも、『BlacKkKlansman』は近年の監督作品の中でも最高傑作だ、との声が上がっている。リー監督は間違いなく今年の監督賞の有力候補であり、パルムドール(最高賞)受賞も期待されている。もし受賞すれば、『ドゥ・ザ・ライト・シング』が上映されたが受賞には至らなかった1989年の雪辱を晴らすことができるだろう。

アメリカの製作、配給会社フォーカス・フィーチャーズは、プレミア上映と同日に予告編を公開。ワシントンとドライバー演じる2人の捜査官がチームを組み、潜入捜査を開始する様子を観ることができる。シャーロッツヴィル事件は2017年8月12日(現地時間)に発生、3人が命を落とし、38人のけが人を出した大事件だ。本作はその日から約1年後の2018年8月10日に全米公開される予定だ。

Source: http://variety.com/2018/film/news/blackkklansman-cannes-standing-ovation-spike-lee-1202810152/

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Mizuko

大学卒業後、海外のフリーマガジン編集部に就職。帰国後は学生時代から憧れていた映画館でのアルバイトを始め、その傍ら細々とライター業に挑戦中。アジア映画、ヨーロッパ映画が好き。近い将来、また海外で働くことが目標。