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スティーヴン・スピルバーグ監督、Netflix作品はアカデミー賞に値しないと語る

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Photo by Gerald Geronimo https://www.flickr.com/photos/g155/5976734593/

Netflixが映画を配信し始めてから、Netflix作品を劇場公開作品と同じように扱っていいのかということが議論されるようになった。特にアカデミー賞絡みのこととなると尚さらだ。

伝説的な監督スティーヴン・スピルバーグは、アカデミー賞候補に入れるべきではないという確固たる姿勢を取っている。

「テレビの形態に合わせてしまったら、テレビ映画になってしまう。いい番組ならエミー賞には値するが、アカデミー賞は違う。いくつかの劇場で1週間にも満たない上映をしただけでは、その作品にアカデミー賞候補に挙がる資格があるとは言えない

最近では、賞を獲得するNetflix配信作品も出てきている。ディー・リース監督『マッドバウンド 哀しき友情』(2017)は、ニューヨークとロサンゼルスで1週間劇場公開された。

エヴァ・デュヴァネイ監督『13th −憲法修正第13条−』(2016)は劇場公開されていないにもかかわらず、2016年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされている。

『ダンケルク』(2017)の監督クリストファー・ノーランも議論に加わり、この巨大ストリーミング配信サービスを「おかしい」「心の欠けた」ものだと述べている。ただし、Netflixのコンテンツ最高責任者テッド・サランドスを「外交手腕がない」と評したことに関しては、後に謝罪した。

映画祭におけるNetflix作品の位置づけにも議論が及んでいる。ポン・ジュノ監督『オクジャ/okja』(2017)が、2017年カンヌ国際映画祭で上映された際には、Netflixのロゴがスクリーンに映し出されると会場にブーイングが巻き起こった。

カンヌ国際映画祭総代表ティエリー・フルモーは、NetflixとAmazonには「何かしら重要な意義がある」と語る。

「いずれ合意点が見つかるだろう。作品が映画史に残るには、さまざまなプロセスを経ることが必須だ。劇場上映、box officeの興行成績、批評、映画ファンの情熱、映画賞、書籍掲載などね。こういうこと全てが映画史の伝統なんだ

 

Source: https://variety.com/2018/film/news/steven-spielberg-netflix-movies-oscars-1202735959/

About the author

poemusiq

東京生まれ。会社勤めで字幕翻訳に携わる傍ら、アート情報をwebマガジンやブログで発信中。得意分野はヨーロッパ近代絵画。映画は『アメリ』など映像にこだわったヨーロッパ映画が好き。海外旅行と語学が趣味で、夢はスペインのサンティアゴ巡礼路を歩くこと。