ブラックボルト吹替声優「わずかに息をする程度」 ── いよいよ放送開始『インヒューマンズ』声優が明かす収録秘話

『マーベル インヒューマンズ』 阪口周平(右)&舞山裕子(左)
マーベルの最新TVドラマ『マーベル インヒューマンズ』が全国無料のBSテレビ局「Dlife(ディーライフ)」にて3月3日(土)21時より放送開始となる。この度、本作の日本語吹替版でマクシマス役を務めた声優・阪口周平と、メデューサ役の声優・舞山裕子が、本作の収録秘話をあますところなく語った。
『マーベル インヒューマンズ』は、小さなささやきでも街を破壊する特殊能力を持つインヒューマンズの王ブラックボルトと、その妻メデューサ、 そしてブラックボルトの弟で玉座を狙うマクシマス、 この3人を主軸としながら展開していく。
阪口&舞山が語る、吹替版アフレコ秘話
阪口はマクシマスを「卑屈で自己顕示欲が強く、闇が深い。だけれども人間だれでもそういう面もあるし、僕と似ているというわけではないが、とっつきやすく演じられた」という。またドラマについては「階級社会があるアティランってひどい国だと思った。マクシマスは能力がない自分をなんとかしたくて自分本位で革命を起こしたところはあるけれども、彼の気持ちもわかる」と自身の役をアピール。
アフレコの収録現場での様子について舞山は、「(阪口が)私含め、とてもスマートに若手の子たちのフォローもしてくれて、みんなで阪口さんの一挙一動を見て噂していました。マクシマスのセリフの中で今後笑うシーンが増えてくるんですが、毎回違う笑い方をしていて、『今日の“嫌な笑い方”がすごかったね』とか、現場で話題になっていました」と語り、阪口が「そんな噂されていたんだ」と驚く様子を見せた。
ブラックボルト吹替声優「息をする程度」
また、『アイアンマン』(2008)や『アベンジャーズ』(2012)など、マーベル・スタジオ製作の一連の作品群(通称:マーベル・シネマティック・ユニバース)と世界観を同じくする『インヒューマンズ』だが、映画やコミックとの関連や違い、キャラクターの能力などをマーベルの大ファンだという、 ゴーゴン役の松田健一郎がレクチャーすることもあったという。
さらに、声を発すると全てを破壊してしまうブラックボルトについて吹替をする声優はいるが「わずかに息をする程度」だと明かした。
ブラックボルトとメデューサのラブシーンから始まる本作の第1話。そんなセクシーなシーンではマイクを外せないため、お互い目を合わせて収録することはないとした上で、阪口は「塗れ場は人間の根幹がでるのでリテイクは絶対したくないし、1回目と同じクオリティはだせない」という持論に、舞山が同意しつつも「実は今回のシーンは2回録っていて、すごく恥ずかしかったです」と、収録秘話も披露した。
マーベル原作の最新TVドラマ『マーベル インヒューマンズ』は、全国無料のBSテレビ局「Dlife(ディーライフ)」にて3月3日(土)21時より放送スタート。